受賞者コメント
 
T1 作品タイトル 手に花を
作者 作品説明 自然と人との当たり前化してしまった関係をそのまま服として表現し、そのもののルーツを辿り、感謝と誠意がはっきり伝わる様にデザインしました。ポイントとなる腕から頭に架かる虹の様な花のアーチで自然と人との共存を写し出しています。
佐竹 駿一
 
 
受賞者コメント
 
●受賞の喜び :
第2回のコンテストに続き、受賞できた事を心から嬉しく思う。
今回のデザイン考案から実物制作は、前回のコンテストで得たもの、またそれ以降収集した
”サスティナブル”に関する資料があったからこそ実現出来たのものだと感じている。
私は、良いものづくりとは「手作業」によるものであり、「手作業」によって心が込められたモノは良い使い手に巡り会えると考えている。今回の作品である『手に花を』の細かな手作業がその意を物語っているだろう。
つくり手の込める感情が直球に伝わる服づくり、それを今回は最大に表現できたのではないかと満足している。
 
●製作した際に一番苦心したところ :
作品名『手に花を』の通り、花の部分に力を入れようと思ったため、慣れない細かく地味な作業に苦心させられた。
また経験のない作業だったため、好奇心だけが頼りで息詰まるシーンも多々あった。
しかし、新たな課題に挑戦することで、また一歩理想郷に近づくことができた気がする。
この経験もまた、将来に向けての自分磨きの良い機会になったと思う。
 
●今後のリ・ファション活動の予定 :
私のいま思い描く将来像は、リメイクを中心とした”サスティナブル・ファッション”のブランド展開と発信を行うことだ。
現在、古着やリメイクショップが展開される中、今後重要視されるのはいかに愛着をもって長く着て貰えるかだと思っている。
個人としては、少数生産や一点ものにしか出せない味と手作り感を魅力に、ブランド展開を希望。
今後は更なるマーケティングに加え、様々なリメイク方法について深く勉強していく予定だ。