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作品名 |
cool down |
出品者名 |
インディヴィジュエ・プランニング 前田京子さま |
製作意図 |
生地の汚れ、流行等で着れなくなったダウンを古着や廃材物で変身させられたら楽しいなと言う思いで製作しました。同色系のプリント物を合わせ、統一感や質感を損なわないようにシャーリングを入れ、まとまり感を出しています。単色のダウンが多いので、あえてポップな色柄物でタウンでキュートなベストにリメクしました。 |
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審査員コメント |
「あなたの作品は13種類もの素材を使用し、それらを見事に調和させました。各素材の良さを最大限引き出し、小物も加えたデザインは多くの人々の目を惹きつけました。あなたのその素晴らしい発想と想像力を称えます。」 |
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受賞者コメント |
●受賞の喜び
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「リメイクには、決まりが無い」と思っています。今回の作品は不用アクセサリーを装飾物に使用したりと、自由に楽しみながら作りました。1枚では流行遅れで「資源ゴミ」へと回ってしまう服が生まれ変わり、息を吹き返し、お気に入りとなります。単にモノが変わっただけではなく、心も『モノを大事にする心』へと変化したように思えます。
受賞できた喜びよりも、モノ作りの楽しみ、『モノを大切にする心』に、またなれたことに嬉しく思っています。
●製作した際に一番苦心したところ:
色目と質感を合わせた洋服を選びましたが、パッチワークしながら、型紙に入れ込み、柄を配置する際に一番気を遣いました。それぞれが個性を持った服地ですので、違和感のないように自然体に見えるようにと心掛け、古着をパッチワークしてあると言うよりは、「元からこんな生地で作った服」になるように生地起こしをすることに、集中しました。
デザイン画でイメージしていました時は、襟も同色の予定でしたが、限られた服地しかありませんので、作りながら、デザインを変更し、色を変えて洋服を足していきました。
また、全部の素材に「古着」を使用すると、現代風な仕上がりになりませんでしたので、 レースや裏地など部分的に、市販されているものを取り入れました。
●今後のリ・ファション活動予定:
リ・ファッションは、モノへの愛情、人への愛情を大切にする心へと向かわせ、繋げて行く活動だと思います。
今まで通り、お客様のご依頼品をリメイクさせていただくお仕事もしながら、リメイクに関心のある方へ、リメイクの楽しみ方、リメイク方法を伝えることをして行きたいと思っています。
私自身、「モノが捨てられなく、もったいない」という性格からリメイクを始めました。自分で作れば世界にたった一つしかない一点物で、それは、たとえ下手でも愛着のわく一品物になります。誰かのために作り喜ばれる幸せを広げ、「もったいないもの」を少しでも減らして行く活動をして行きたいと思っています。 |
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